住宅メンテナンス
床なり(実鳴り)を自分で直す!
防止剤を流し込む方法を徹底解説
「歩くたびにギシギシ鳴る…」フロアー合板の実(さね)同士がこすれて起こる実鳴りは、専門業者を呼ばなくても防止剤ひとつで対処できます。この記事ではDIYで実鳴りを止める手順を実際の写真とともに解説します。
実鳴りとは?
フロアー合板の板と板をつなぐ「実(さね)」部分の隙間や乾燥収縮により、歩くたびに摩擦音が発生します。これが実鳴りです。放置すると悪化しやすいため、早めの対処がおすすめです。
作業手順
床なり箇所の確認
床の上をゆっくり歩き、ギシギシ・キュッと音が鳴る場所を特定します。踏む位置を少しずつずらしながら、音の出る範囲を正確に把握しましょう。
💡 朝や気温の低い時間帯は木材が収縮して鳴りやすく、特定しやすいです。
養生(マスキングテープ貼り)
実(さね)の目地に沿って、両側の床材にマスキングテープを貼ります。防止剤が床面に広がって汚れるのを防ぐ大切な工程です。目地の際(きわ)ぴったりに貼りましょう。
目地に沿ってマスキングテープを貼る。ゴムハンマーやウェットティッシュも事前に用意しておくと◎
実鳴り防止剤の注入
実鳴り防止剤のノズルを目地(板と板の継ぎ目)にあて、ゆっくりと流し込みます。一度に大量に出しすぎず、少しずつ丁寧に注入するのがコツです。端から端まで移動しながら注入しましょう。
ノズルを目地に差し込み、少しずつ注入していく
⚠️ 床面にこぼれた場合はすぐに拭き取ってください。固まると除去が難しくなります。
ゴム製ハンマーで叩いて振動させ、奥まで流し込む
防止剤を流し込んだ目地の周辺を、ゴムハンマーで軽く叩きます。振動により防止剤が実の隙間の奥まで浸透・充填されます。「コンコン」程度の軽い力で十分です。
当て布をしながらゴムハンマーで「コンコン」と軽く叩いて防止剤を奥まで浸透させる
💡 強く叩きすぎると床材が傷つきます。当て布をしながら軽くたたくのがポイントです。
養生材剥ぎ取り・拭き取り
はみ出した防止剤をウェットティッシュでやさしく拭き取ります。次にマスキングテープをゆっくりと剥がし、テープの際に残った防止剤も再度ウェットティッシュで拭き取ります。乾燥時間(目安:数時間〜半日)が経過したら、歩いて音が止まったか確認しましょう。
はみ出した防止剤をウェットティッシュで丁寧に拭き取る
💡 テープは斜め45度に引くように剥がすと、目地の仕上がりがきれいになります。
⚠️ 乾燥中は踏まないこと。乾燥時間は製品の説明書に従ってください。
使用した実鳴り防止剤
床鳴り止め / 実鳴り防止剤
フロアー合板の実部分に直接注入できるノズル付き。実同士の隙間に流れ込み潤滑、クッションの役目をはたして床なりを軽減させます。DIYで実鳴りを止めるのに最もよく使われる定番商品です。
潤滑タイプ
ノズル付き
この記事のまとめ
- 音の出る箇所を歩いてしっかり特定する
- マスキングテープで養生してから防止剤を注入
- 注入→ゴムハンマーで叩くを数回繰り返す
- はみ出した液を拭き取り、養生材を剥がす
- 乾燥中は踏まないこと
- それでも改善しない場合は専門業者に相談
